昨年、沖縄県立博物館からの依頼を受けて調査、下見させていただいた
沖縄の重要文化財、首里城正殿鐘(沖縄津梁の鐘)の最後の撞鐘によばれ
行ってきました。NHKのスタッフがマイクを何本も据えて二回だけ限定で撞くことを
まかされました。鐘は毎日撞いていますがさすがに緊張しました。
収録された音はさすがNHKで、すばらしい音源になっています。
今後は博物館のこの鐘の横のスピーカーで自由に聞けます。
もう二度と鳴らさないそうで、最後の撞人になったかと感慨にひたりました。
↓昨年下見、材料分析などをさせていただいた時の画像です。
津梁の鐘の池の間には有名な沖縄津梁の文が彫文字されていて、
戦果をくぐり抜けた機銃掃射の貫通穴!が痛々しいのですが、
それにもめげず素晴らしい音で鳴ってくれました。しばし感動!
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