2020.07.08 付北日本新聞ニュース
若鶴酒造(砺波市三郎丸)が世界で初めて導入した鋳物蒸留器で製造したウイスキーが、世界的な品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション」の熟成2年未満の国産ウイスキー部門で最高評価の特別賞に選ばれた。全体では銀賞だった。
受賞したのは「三郎丸蒸留所ニューボーン2019アメリカンホワイトオーク新樽(だる)」。老子製作所(高岡市戸出栄町)と共同開発した高岡銅器の蒸留器「ZEMON(ゼモン)」で蒸留し、5カ月熟成した。
同じくZEMONで蒸留した「ニューポット2019」、県産のミズナラ樽を用いた「ニューボーン2018富山ミズナラヘッド」も銀賞に選ばれた。熟成期間が短いウイスキーが銀賞以上に選ばれるのは珍しく、若鶴酒造は「富山ならではの技術を用いたウイスキーの潜在力を示した」としている。